京・宇治 抹茶料理 辰巳屋
こだわり

お茶を「食べる」という発想 THE IDEA "EATING TEA"

1840年頃、茶問屋として発祥した辰巳屋。
お茶を「飲む」から「食べる」へ大改革し、
大正2年に料理屋として新たなスタートを切りました。
お茶を見続けてきた職人だからこそできる、
抹茶の風味と旬の味覚を活かした抹茶料理を、ぜひご堪能下さい

お茶を「食べる」という発想

8代目主人の想い

8代目主人の想い

鎌倉時代、高山寺の明恵上人のすすめでお茶の栽培がはじまり、室町時代、宇治にはじめての茶園が開かれ、江戸時代初期に「宇治茶」が登場。それ以来、抹茶・玉露・煎茶、様々なお茶の生産が盛んな「茶処 宇治」。

京都御所からの方角を由来として屋号を掲げた「辰巳屋」。この地で1840年頃、茶問屋として始まり、料理を始めた頃は小さな茶店でございました。

約90年前に宇治ならではの「抹茶料理」を始め、地元の方や観光客の皆様に支えられ、私どもは歴史を重ねてまいりました。

8代目主人 左 聡一郎

2006年、神戸・金沢で約7年の修業を終えこの宇治に戻り、猪突猛進で何事にも全力で取り組んできました。いろいろな事を経験し、いろいろな方々にお世話になりました。料理人としてのこだわり、経営者としての信念。自分の中で絶えず迷いが生じ、毎日悩みに悩んでいる日常。

しかし、自分の周りには家族・従業員・先輩後輩そして、お客様と数多くの人々がいてくれます。これからも、「全ては自分一人では成しえない」ことを心底におき、精進して参る所存でございます。

平成30年9月2日をもちまして、代表取締役にも就任いたしました。これからもどんどん新しいことに挑戦していきたいと思います。お帰りの際にお客様の笑顔が見れれば。それだけを一心に。「伝統」と「革新」を志し。

「謙虚こそ成功への近道 我がで選んだ道は苦労ではない」

ご来店いただいたお客様の「心」に残る料理、そして「おもてなし」。宇治ならではの、辰巳屋ならではの「カタチ」を日々追及して参ります。

8代目主人 左 聡一郎

こだわりの詳細はこちら

女将の想い

若女将のこだわり

京都・宇治 「辰巳屋」に若女将として嫁ぎ、十五年。生まれは石川県金沢市。三姉妹の三番目に産まれ、大変賑やかな家族の中育って参りました。

右も左も分からぬまま入った料理の世界 ——。

着物ひとつまともに着る事が出来なかった私にとって、全てが「一」からの勉強でございました。学校を卒業してすぐに嫁いだ私は、社会の厳しさ、故郷を離れる事の寂しさ、親になることの大変さをいっぺんに味わい、宇治川の流れの如く涙したこともありました。

数年の月日が経ち、今こうして元気に日々を過ごせているのは、お客様をはじめ、毎日辰巳屋を支えてくれている従業員のみなさん、そして地域の皆様のおかげだと思っております。

あれほど故郷が恋しかった私も遠方から帰り宇治橋を渡ると、いつしか「ホッ」と安心するようになりました。お店にお越しくださったお客様方にも、日常とは違う、けれども「ホッ」とするような、そんな空間づくりのために、精一杯の心づくしで仲居・板場とともに元気いっぱい務めさせていただきます。

宇治川の流れ、草木に映る季節の移ろい、毎日様々な表情を見せてくれる塔の島周辺。この美しい土地で生きていける喜びと、多くのお客様に出会える事の幸せをかみしめ、初心を忘れずにこれからも頑張っていこうと思う所存でございます。

女将 左 美幸

調理場スタッフの想い

調理場スタッフ

平成22年京都・名古屋で修業を終え、辰巳屋に入社いたしました。
現在は、煮方を任されております。

まず大切なのは、「料理が好き」だということです。
「仕事だから・・」ではなく、「美味しいものを食べてもらいたい、
自分が作った料理を通して笑顔になってもらいたい」という気持ちを持つこと、
そして料理を楽しむことを大切にしています。

料理を楽しむためには、基礎をしっかり身に付けなければなりません。
基礎がしっかり出来ていれば応用が利き、広く創作していく事が出来ます。
また、料理長や先輩方の仕事を見ながら学び、そして吸収し、自分に足りない部分を
常に省みる事が必要だと思います。
そして、みんなが同じ志を持ち、意識を共有することで自然と良い結果が出るとともに、
楽しむことが出来ると考えています。

料理人は、料理でもてなすことで、人をダイレクトに幸せにできる素晴らしい職業です。
人は美味しい料理を食べれば自然と笑顔になり、幸福感や感動を生み出します。
ご来店頂いたお客様には、最高のひとときを過ごしていただくとともに、「味」を追及することはもちろん、美しい盛り付けや一番美味しい時に料理を提供できるよう、妥協のない創意工夫をこらした仕事を日々心がけております。

~後輩へのメッセージ~
辰巳屋は雰囲気も良く、丁寧に仕事を教わることが出来る素晴らしい環境が整っています。自分が学んできたことを充分に発揮でき、学んでいきたいことを学べる良い職場です。歴史ある京料理を学びたいと考えている方は、ぜひ一緒に頑張りましょう!

副料理長 川尻 司

接客スタッフの想い

接客スタッフ

昨年度、長年働いてきた職場を退職し、新たに辰巳屋に仲居として入社致しました。 
辰巳屋にて新しいスタートを切り、まず最初に、従業員全員がお客様お一人お一人に対して心からの「おもてなし」を心がけているということ、そして料理だけでなく接客や設えも含めて、常に真摯に向き合い一丸となって仕事をしている姿に感銘を受けました。

数あるお店の中から、お客様が私たちのお店を選び、ご来店くださってお食事をして頂ける。
お客様の貴重な時間を私たちが作り上げた環境において過ごして頂ける。
これがどれだけ素晴らしく尊いものなのかという事を、日々身に染みて感じております。
経験も乏しくまだまだ未熟者ではございますが、これからもお客様が過ごされるお時間を更に価値ある有意義なものにしたいと精進していきたいと思います。
お客様と顔を合わせ、接客しながらお料理をおもてなしする仲居という仕事に、楽しさとやりがいを日々実感しております。社長や女将、諸先輩の方々に助けて頂きながら今後も、お客様の心に残る「おもてなし」が出来るように努めて参ります。
 
~後輩へのメッセージ~
 辰巳屋は、本当に仕事が出来る喜びを感じる事が出来ます。しかも、人間関係の素晴らしさは声を大にして自慢したいほどです。人と接することが大好きな方は、ぜひ一緒に楽しく明るくお仕事しましょう!

接客係 髙橋 めぐみ

ご予約はお電話またはメールにてお待ちしております
電話 0774-21-3131
[受付時間] 10:30~19:00 不定休
または
Copyright © 辰巳屋 TATSUMIYA. All Rights Reserved.